まずは最終回を迎えたということで、演者スタッフの皆様並びに視聴者部の皆様お疲れ様でした。
私も勿論リアルタイムで見ていました。

このエントリを書く上で一応前提となる事項をいくつか。
・無駄に長いです
・私は普段ドラマを自主的に見るということがここ数年ほとんどありませんでした。仕事から帰って夕飯食べながら、家族が見てる連ドラをチラ見する、っていう程度です。
・生田さん小栗さんの出演作も今まで殆ど見た記憶がありません。イケパラ?花男?うん見てなかった。去年放送してた幽霊が見える刑事や戦国時代にタイムスリップして天下布武な大名の代理をやる高校生が主人公のドラマも全く響いてきませんでした。



初見時の感想としては、「復讐とは何ぞや?それを行う事に果たして意味があるのか?」ってことを示したかったのかなぁ。
想定してたエンドの1つではあるけど・・・・うん。
残された人たちには大きな爪痕というか傷を残したわけだけど、あの二人としては納得した上で迎えた結末なんだと思う。「復讐は終わった」として、目的は果たせてそれが全てだった訳だし。結子先生と再開できてやっと心から解放されていたし。

「二匹の龍」なんだから、イクオと竜哉は互いが互いの半身であるのだから。どんな形であれ二人が離れ離れになる(例:片方生存片方死亡というパターン)というのが二人にとってはバッドエンドである。
ただ、イクオは竜哉が離れ離れになっても構わないという決意や、美月の引き留めがあったにも関わらず、散々その手を血で汚してきた自分に美月の手を取る資格などないという思いもあったんだと思うけど、全てを振り切って結果的に心中(敢えてこの表現)して、死後も二人で同じ道を歩める事になった。

それは「二人にとっては」ハッピーエンドだったんだろうな、という解釈に至りました。
もしイクオが結子先生からのビデオメッセージを見ていたら生きるという選択肢もあったかもしれないけど・・・今となってはたらればの話なんだよなぁ。

(・・・こういう展開を「メリーバッドエンド」略して「メリバ」って言うんですね。今回の件で初めて知りました)

正直言うと冒頭の方で1話の回想、しかも最終回にして明らかにされた事実(=滝川を射殺したのは実はイクオだった)が流れた時点で、この結末のフラグが立ったなと思いました。あと
毎回冒頭で1話終盤の石森警部を二人で撃つシーンが必ず一番最初に出てきてたけど、あれって「どんな事情があってもこの二人は犯罪者である、って事を忘れるな」っていう意味だったのかなぁと思ってみたり
ただ、竜哉が暴発で負傷しても、中の人も言ってた「段野は不死身」をどこかで信じたかった。でも、イクオが美月に今生の別れを告げた時点で察してしまいました。

「君に、出会えてよかった」

・・・このシーンで涙腺崩壊しました。少し前からウルウルしてはいましたが、あのセリフが引き金となって涙止まりませんでした。というか、視聴2回目以降も同じシーンで泣くってどういうことなんだ・・・!
それ以降の残りの時間は泣きっ放しでした。最後の結子先生に再開後に、大人イクタツと子供イクタツをオーバーラップさせる演出とかベストオブ反則()ですよ・・・!
公式アカウントの言った通り、まさに「脳天に延髄蹴り」された〆でした。


それにしても、下手に希望を持たせず、全10話でテレビドラマだけで完結させたってのには素直に敬意を表したい。
欲を言えば、あと1話分でも、いや15分でも枠があれば・・・とはどうしても思ってしまいましたね。
最終回だからという理由で時間延長とか枠拡大して貰えるのってすっごい有り難いことなんだね!!(真顔
ただ、何かしらのスピンオフはあるかもしれないけど(希望的観測

結末がどうであれ、2話目からの途中参加でしたけど毎週末楽しい時間を過ごさせて貰いました。恥ずかしながら映像作品でガチ泣きしたのは初めてだわ・・・。

これからは連ドラ見る機会を増やそう。自分の琴線に合うものに巡り合う可能性はそうそう頻繁にはないとは思うけどw
しかしゴールデンの連ドラの長所って、「地域毎によるオンエアの時差がほぼない」って事だと思った。系列局がある地域なら全国一斉に同じ番組を見れるんだから。深夜アニメのように最速放送エリア勢によるネタバレとか気にしなくていいだもん!
ネタバレ回避したくてツイッタTL見ないようにするとか実況TLで大体のあらすじ分かってしまったからオンエア見る気無くす、って事態がありえないわけだし(何か思い当たる節があるらしい)

しばらくの間は、「実写化ドラマで良かったものある?」って類の質問されたら確実にドヤ顔でこの作品だと言い続けると思いますが、生暖かい目で見てやってください_(:3 」∠)_


生田さん、ジャニーズだと思ってて正直侮ってましたゴメンナサイ。3次元でのイクオはもう貴方以外考えられないです。
まだ原作単行本が2巻くらいしか出てない頃から「映像化するなら自分がイクオを演じたい、そしてその際は竜哉は小栗旬にやってもらいたい」という、生田さんの5年越しの願いや込めた思いは、ドラマが始まるつい先日まで何も知らなかった自分にも充分伝わってます
小栗さん、反町版GTOでのヒョロッヒョロの吉川のぼる役として知った貴方に、十数年後に全力で萌えるとは思ってもいませんでした。
上野さんものだめのイメージが未だに強かったんですが、凛々しいという言葉はあの美月にぴったりだなと思いました。
上記3人以外の脇を固めた役者さんたちも、ホントにミスキャストって言葉が似合わない人選だったと思います。


しかしドラマの内容もだけど公式アカの仕事っぷりが半端なかった。ほぼ毎日何かしら更新してたよね。そして様々な名言や迷言が生まれていったっていう(( 
30代男性二人の会話を痴話喧嘩と形容するとかどういう了見でしょうか(棒読み
そして薄々頭では分かっていたけど、某J事務所の画像取り締まり(?)っぷりに初めて悲しみを覚えましたね・・・・_(:3 」 ∠)
イクオっちの写真も見たかったな・・・その分段野さん(の中の人)が頑張って頂いたようだけど。


以上、最終回後の雑感でした。
前のエントリでも書いたけど、ドラマの結末はあくまでドラマ版の結末なんですよね。
原作世界を基軸とするならば、そのパラレルワールドというかifの世界である。
話の大筋は同じだけど細部が違ってきてますしね。まさかオムライスがあそこまで重要なアイテムになるとは思わなかった・・・。原作だと1発ネタというか「そういえばあったね」レベルの話だったし。

そうなのよ、原作はまだまだ続いてるんですよ。そしてどのような結末を迎えるかはまだ誰にも分からない。
個人的には「掲載誌の連載追って最新話を把握してないと気が済まない」レベルまで来てしまっているので、こうなったら完結するまで追いかけますよ、ええ。

長々と失礼しました。ここまで読んで頂いた方がいれば只々感謝の気持ちしかありません。